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体育番外授業 天燈鬼・龍燈鬼はロシア人? 大相撲・石浦将勝さん

石井直方さん

体育の授業を担当する石井直方・東京大学大学院教授は、興福寺の天燈鬼・龍燈鬼に近い体つきをした人物として、大相撲の故・元横綱千代の富士をあげました。そして、現役の力士では「石浦関」を推してくれています。
そこで、名古屋場所を前に稽古に励んでいた石浦関を名古屋市内の宿舎に訪ねました。さっそく、天燈鬼・龍燈鬼の写真を見てもらうと…。

おお、これはすごいっ。力持ちの体をしてますよね。骨太で、見るからに強そうだ。

▲ 石浦関に、龍燈鬼と同じ「腕組み」をしてもらうと、腕の太さが際だった。
▲ 国宝 龍燈鬼立像
康弁作/ 鎌倉時代・建保3年(1215)/ 奈良・興福寺蔵/ 写真:六田知弘

私に似てますか? どちらかというと若乃花さん(第66代横綱、花田虎上=まさる=さん)のようにも見えますね。

私は今、身長173cm、体重118kgです。大学を卒業して総合格闘技をしていたころは70kg台でしたから、約50kg増えたことになります。ベンチプレスの記録は200kg、スクワットでは270kgです。握力は右が70kg、左が80kgでしょうか。高校時代は左が95.6kgだったんですが、けがの手術をしてから落ちました。

ウエイトトレーニングは今もしていますよ。でも、マシンは使いません。フリーウエイトです。マシンで部位ごとに鍛えても、それ以外の部位と連動するような鍛え方ができないからです。

▲ 腕組みした石浦関を横から見ると、さらに腕の太さが目立つ。

やはり相撲にいかすために、全身を使う運動が多いと思います。地面を強く蹴って重いものを上に持ち上げる、重量挙げのような感じですね。

ボディビルの選手などが重視する筋肥大、筋肉を太く大きくすることは気にしません。力を出すことが大事なので、重たいものを5回とか、限界に近い重さに一発勝負するとかしています。

▲ 石浦関の筋肉は、全体に太くまんべんなく鍛えられている。
▲ 国宝 天燈鬼立像
鎌倉時代・建保3年(1215)/ 奈良・興福寺蔵/ 写真:六田知弘

それにしても、この鬼は強そうだなあ。日本人というより、ロシア人ぽい感じがしますよ。骨太で幅が広くて。特に後ろ側、背中とかお尻、ハムストリングが発達してますよね。デッドリフト(床に置いたバーベルを両手で握り、腰をかがめた状態から立ち上がる)なんか強そうだなあ。

▲ 石浦関のみごとな広背筋。

私、仏像好きなんです。特に円空仏とか。自由に彫って自由に奉納するような姿に憧れます。この天燈鬼・龍燈鬼もぜひ間近で見たいです。

教壇

Our Classes運慶学園の授業

美術

全3回

みうらじゅん先生

サムネみうら

すごいぞ、運慶

『見仏記』でおなじみのみうらじゅんさんが縦横無尽に運慶について語る美術講座。

歴史

浅見 龍介先生

和田 彩花さん

サムネ 和田

鎌倉彫刻史と運慶

学園生徒・和田彩花さんが東京国立博物館研究員の浅見龍介氏に話を聞きます。

宗教

興福寺貫首

篠原 ともえさん

サムネ 篠原 貫首

僧侶・運慶

学園生徒・篠原ともえさんが多川俊映興福寺貫首に話を聞きます。

体育

石井 直方先生

サムネ 石井

天燈鬼・龍燈鬼の筋肉を科学する

運動生理学が専門の石井直方先生が、天燈鬼・龍燈鬼立像の筋肉について解説します。

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